刑務所獄中記【人の不幸は甘い蜜】刑事施設拘束1530日

自分よりも不幸で不運な人がいることを知ることで、悩んでいる人や迷っている人に少しでも元気を与えることが出来れば良いなと思います

心が腐ってて生きているのが心底辛い。いっその事死んだ方がマシ㉑

憎しみからは何も生まれない。

なので人を恨んでも何の解決にもならない。

分かってはいるが○○だけは恨んでしまう。

違法ドラッグを何度もしつこく勧めてきて、

断っても分からない様に飲料水に交ぜたりし

てくる。今回の事件は違法ドラッグも事件を

起こす1つの要因だと考えている。俺だけこ

の様な状態、状況になってしまっても○○は

手紙の1つも寄越してこない。本当に腹立だ

しくて仕方ない気持ちで胸が苦しくなってし

まう。挫けそうになってしまう。精神が崩壊

してしまいそうだ。俺が悪いのは分かってい

る。事件を起こしたのだから。それでもこん

なに胸苦しくて、不安で押し潰されそうな体

験をしなくてはいけないのかと思ってしまう

時が正直言ってある。心が腐ってしまいそう

だ。この状態で刑務所に移送されて努めるこ

とができるのか。出所後、社会復帰できるの

か。ズタボロになって何もやる気が起きない

廃人になってしまうんじゃないかという恐怖

が襲ってくる。早くこの地獄から抜け出した

い。こんなにも後悔するとは思ってもみなか

った。今まで自分が正しいと思っていたが大

間違いだった。今振り返ると両親は正しい道

を示してくれていた。聞く耳をもたなかった

俺は本物の馬鹿だ。出来ることならばもう一

度人生をやり直して生き直したい。父さん、

母さん仲良く長生きして下さい。

弟、頑張れ。妹幸せに。地元の仲間、楽しい

青春時代を共に過ごせたことを有り難く思っ

ています。こんな最後を迎えようとしている

のなら地元にいれば良かった。生きているの

が心底辛い。生きていても希望が見いだせな

い。心が死んでいる。明日の単独運動時に麻

で作られた官物の衣服をコンクリートジャン

グルにくくりつけて首を吊って自殺しようと

考えていた。何度もダッシュで衣服をくくり

つけて、輪っかに首を通し、宙ぶらりんにな

るシミュレーションを行っていた。