刑務所獄中記【人の不幸は甘い蜜】刑事施設拘束1530日

自分よりも不幸で不運な人がいることを知ることで、悩んでいる人や迷っている人に少しでも元気を与えることが出来れば良いなと思います

親友に対して初めて感じた温度差⑤

地元に中学、高校と同じ学校に通っていて、

地元を離れた際に生活が安定する迄居候をさ

せてくれた大親友がいる。共通の友達で、

1ヶ月後に地元で結婚式を挙げる者がいた。

この調子だとその前にパクられるかもしれな

いと考えていた。

結婚を控えている友人には、援デリの仕事を

しているなど言った事はないので、大親友に

電話をして、一連の流れを話し、もしもパク

られたら1ヶ月後の式には参加出来ないので

、そうなった場合は仕事が忙しいみたいと何

か適当な理由をつけて代わりに断っておいて

くれとお願いしたところ、「それは考え過ぎ

だって、そういう事考えると本当にそうなる

よ」と軽くあしらわれた。その大親友は家業

の跡継ぎでホワイトな仕事で全うに頑張って

いる。そういう中で生活を営んでいる者には

分からないな、仕方ないなと強い温度差を感

じてしまった。